弊社スパイスアップ・ジャパンのミッションにも掲げているこの想いを持ったキッカケは、私自身が留学コンサルタントとして仕事をしてきた17年間で、欧米の大学・大学院における日本人留学生のプレゼンス(存在感)が徐々に下がっていると感じたことでした。
当時、率直に「日本のプレゼンスが下がっていることは悔しいな。」という気持ちになりましたが、これは日本人留学生数の話だけではなく、ビジネスにおいても世界における日本企業のプレゼンスが下がり、また、少子高齢化等の影響もあって、日本のマーケットがますます縮小している中、日本人も日本企業もこのままではジリ貧になってしまうという怖さを感じました。
その一方で、世界の人口はますます増え、特に「新興国」と呼ばれるエリアでは爆発的に人が増えている現状の中、日本企業は「新興国にマーケットを求めて打って出たい」あるいは、「世界から日本にもっと多くの人たちを呼び込みたい」のに、社員の中から「私が行きたいです!」「私がチャレンジしたいです!」という手が上がらないという課題感を聞いた時、「なぜ手が挙がらないんだろう?」「どうしたら、手が挙がるようになるのだろう?」と思ったのです。
私が長年携わっていた「留学」も、そのようなチャレンジングでグローバル環境で活躍できる人材を増やす方法として良いと思いますが、実はその当時、留学事業を営みながら「従来の留学で力がつかなくなってきたのでは?」という疑問を感じ始めていました。その疑問のキーワードは「お膳立て」です。私が事業として行ってきた留学手続きサポート、そして、海外の大学・大学院が留学生を受け入れるために注力してきた留学生サポート。それらの手取り足取りのお膳立てが、結果的には「自分でなんとかするしかない状況を乗り越える」という経験を奪っているのではないか?という疑問です。さらに、留学はやはりそれなりの時間(期間)を必要とします。
だから、私がやるべきは、欧米への長期留学ではない「何か」ではないかと思い、また、様々な企業の人事担当者と話した結果、企業が求めるグローバル人材像の課題は「グローバルマインドセット」にこそあると思ったことが、座学ではない”ミッション型”フィールドワークを活用した、”実践的”で”経験学習サイクルをまわす”グローバル人材育成事業を始めるキッカケになりました。