海外研修MGの導入で海外トレーニー制度の効果を倍増させた導入事例
研修名 | ミッション: グローバル(MG)+ 海外トレーニー制度 |
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期間 | 5日間 + 数ヶ月〜数年間 |
海外研修MGを導入する理由
海外トレーニー制度とは、企業が人材育成を目的に数ヶ月〜数年間という一定期間、社員を研修生(トレーニー)として自社の海外拠点(現地法人)へ派遣する制度のことで、海外OJTとも呼ばれます。
海外トレーニー制度の目的
なぜ、企業が自社の社員を海外トレーニーとして海外研修をさせるかというと、その目的は「近い将来の海外駐在の準備として、海外生活や海外の業務プロセスに慣れさせるため」や、「いずれ海外駐在・海外出張、海外関連業務を担う要員を育成する海外プール人材育成の一環として」などが挙げられます。また、それ以外にも「リアルな体験を通しての異文化理解やグローバル視点の醸成を得てほしい」という目的もあります。
海外トレーニー制度の課題
ところで、海外トレーニー制度には課題もあります。例えば、日本(の企業)からトレーニーとして社員を受け入れる海外拠点(海外現地法人)の負担が大きいということや、トレーニーにどこまで何をさせるかは海外拠点に委ねられてしまっているため、研修内容や研修効果が拠点によって異なるという課題です。
海外拠点はあくまで現地で事業をすることを目的に存在しており、教育機関ではありませんので、体系的な育成の仕組みができていないケースも多く、結果的にはトレーニーが雑用ばかりやらされたという事例もあります。
海外トレーニー研修の目的や達成の基準が明確になっていない場合、トレーニー自体もどこまで何をしていいのかが分からないケースもあります。その場合、結果的に「海外生活に慣れる」「海外業務に触れる」という点で「良い経験になった」という感想は出てきますが、時間とコストを掛けて達成したレベルがその程度なのか?という疑問も出てきます。
また、トレーニーの費用はどこが負担するのか?という議論もあります。日本から送られてくるトレーニーなので、本社人事部が負担するケースが多いですが、トレーニーとは言え、現地でも戦力になるのだから現地法人が負担するというケースもあります。
その他、海外トレーニー制度の研修効果を測る指標がなく、行かせっぱなし・経験させっぱなしになってしまっているという課題もありますし、帰国後にその経験を活かせる仕事をアサインできないという課題もあります。
厳しい環境で行動し成果を出す海外研修プログラム
海外研修MGとは
海外研修ミッション: グローバルはアジア新興国(=アウェイな環境)で、リアルに近いビジネス課題(ミッション)が出され、受講生たちは時間内に成果を出すことが求められる研修です。
教室の中で行われるインプット型の研修ではなく、また、お膳立てもないので、慣れない環境の中、「どうしたらミッションが達成できるのだろう?」「どうしたら成果が出せるのだろう?」と考えて行動を起こさなければいけません。
最初は少し不安を持ちながら躊躇していた受講生たちが、徐々に殻を破り始め、数日経てば、アウェイな環境の中で成果を出せるようになる姿は見ていて頼もしくなります。
海外研修MGの目標
海外研修ミッショングローバルはグローバルマインドセットを鍛えることをゴールにしていますので、研修を通じて
① 自ら考えて行動する主体性
② 突破力・実行力
③ 語学力に依存しないコミュニケーション力
④ あらゆる状況に対応できる力
⑤ パッションを持って巻き込む力
⑥ くよくよしないメンタルタフネス
⑦ どこでもやっていける自信・意欲
という「グローバルマインドセット7つの要素」が鍛えられます。
海外研修MG後の変化とは
海外研修ミッション: グローバルで「主体的に行動して成果を出すこと」ができるようになります。また、「チャレンジすることの楽しさ」を知った受講生たちは、その後のトレーニー研修を受け身の姿勢で受けるのではなく、お膳立てされた環境でなくとも能動的・主体的に自ら成果を追求する姿勢、現地のローカルスタッフを積極的に巻き込んで仕事をするマインドを醸成することができ、トレーニーを受け入れている現地法人からも高い評価をいただけました。
海外トレーニー制度は受講生たちが1人1人別々の海外拠点に配属されましたが、その前のミッション: グローバルでは一緒に研修を受けます。海外修羅場研修を一緒に乗り越えた「同じ釜の飯を食った仲間」になり、その後の海外トレーニー研修期間にも、お互いに連絡を取り合いながら頑張れたと聞きました。