海外研修MGの途中の数日間を1人で他国に飛んで、現地人バディとともに成果を出す導入事例
研修名 | ミッション: グローバル(MG)*アレンジ版 |
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期間 | 6日間 |
海外研修MGを導入した理由
海外に対する苦手意識を払拭したい
導入企業において、海外に対する苦手意識を持つ社員(将来のリーダー層)がグローバル案件に消極的であるという現状がありました。もちろん、彼らも今後ますますグローバル案件が増えていくことや、そのような案件を取りにいかなければいけないことを頭では分かっていたものの、語学力や異文化の壁など、多様な環境で仕事をすることにアレルギーがあったので、企業として彼らのその苦手意識を払拭したいという意図が研修の導入理由でした。
グローバル案件に積極的に手を挙げる社員を増やしたい
「グローバルな環境で働くこと」を頭で理解できているだけではなく、実際に多様なチームを率いてクライアントに成果を出すという経験をつけさせたいということが今回の研修の目的でした。そして、そこでの経験が自信に繋がり、将来的にはグローバル案件に自ら積極的に手を挙げて関わる社員を増やしたいという意図がありました。
また、将来のリーダーとして、SDGsなど世界レベルのアジェンダに興味、理解を示して、 大局観を持って現実的にビジネス価値の創造ができるようになってほしいという期待もありました。
ミッション: グローバルの途中は1人で他国に出張
通常の海外研修ミッション: グローバルは1都市だけで実施し、6〜15名程度の社員たちが研修をずっと一緒に受講しますが、今回はクライアント企業からご要望いただき、初日と最終日以外、途中の4日間は1人で他国に飛び、現地のバディ(相棒、部下)と2人で課題に取り組むという形にしました。そして、たった1人で活動をしたあと、最終日にその活動から得たことをベースに提案発表するため、再び受講生たちが全員一堂に会しました。
たった1人でなんとかしなければいけない経験
「お膳立てをしない」「自分でなんとかしなければいけない環境に身を置かせる」という海外研修ミッション: グローバルですが、とは言え、通常は毎日一緒に振り返りをする時間があります。ところが、このアレンジ版においては、完全に1人で仕事(課題)に取り組むという期間が4日間あったため、すべて自分でなんとかするしかなく、しかも、サポートを求められるのは現地人バディだけということで、受講生たちにとっては完全にアウェイな環境の中、たった1人でなんとかするしかありませんでした。
成果を出すために実践で英語を使うしかない経験
研修の途中の数日間は1人1人の受講生がそれぞれ現地人バディとともにミッションに取り組んだため、必然的に毎日英語で仕事をすることになり、また、部下役でもあるバディに対してリーダーシップを発揮しなければいけないという環境でした。研修会場(教室内)でワークをするような疑似体験ではなく、完全にリアルに近い環境の中、これまで培ってきた「仕事力」「英語力」「コミュニケーション力」など、自分の持っている全ての力を駆使しながらミッションに取り組んだことは、将来のグローバルビジネスにも必ず役に立つ経験値になったはずです。
他の受講生たちの経験からも学ぶ
研修の途中、1人1人がバラバラに活動し、しかも別々の国に行ったため、最終日に再び全員が集まった時にそれぞれの経験を共有したことは貴重な時間になりました。全く異なる濃い経験をしたからこそ、その経験の共有が1人1人の受講生にとってはさらなる視野を広げることや視座を高めることに繋がりました。
社員が得た研修受講後の変化とは
通常のミッション: グローバル同様、「主体的に行動できるようになった」や「現地の人たちとのコミュニケーションに自信がついた」という変化はもちろんのこと、1人での活動期間があったことで、さらに「どこでもやっていける自信」や「周りを巻き込む力」が身についたように感じます。
また、多くの受講生にとっては普段あまり関わりのないテーマ(SDGsなど世界レベルのアジェンダ)を背景にした新規事業を考えて提案をするというファイナルミッションだったので、各国のトレンドや状況にも敏感になり、「受け身の姿勢」から「自分から取りにいく」という姿勢に変わってきました。